戸建て住宅を選ぶポイント
戸建て住宅は長い間住むので、購入の際には慎重になる方も多くいらっしゃいます。家族や将来のことも考えて住宅選びをする必要があります。
耐震性
大陸プレートがいくつも重なる位置に存在する日本は、地震大国と言われています。最近では小規模の地震が頻繁に起こるようになり、近い未来には大きな地震が起こるという予想も立てられています。多くの方が地震対策を行っており、住宅の耐震性も強化されています。しかし、中古戸建ての場合、現代の耐震技術が使用されていないのはもちろん、耐震性のレベルも低いことが考えられます。きちんと地震対策がされているのか、地盤の強度は問題ないか、資料でしっかりと確認しておくと安心です。状況によっては耐震リフォームをするかどうか考える必要がありますし、物件価格の交渉も可能になります。
境界線の確認
長い間住む場所ですから、周辺の環境や近隣住民との関係は良好でいたいものです。隣人とのトラブルが起こらないよう、土地の境界線を確認しておくことをおすすめします。どう見ても自分の土地、というような位置にあったとしても、書類上は他人の土地であった、または今まで自分が使っていたと主張してくることも珍しくありません。境界には基本的にポイント標が打たれていますが、中古戸建ての場合にはこのポイント標がないこともあります。後にトラブルに発展することを防ぐためにも、購入する前に隣地の方に立ち会ってもらい、境界を明確にし、ポイント標を打ってもらう必要があります。
費用はリフォーム代も込みで考える
中古戸建ては新築よりも安く購入できるからお得、と安易に考えては失敗してしまう可能性があります。住宅自体は低価格でも、リフォーム代が大きくなり、最終的に新築戸建ての方が少ない費用で済んだということもあります。そのため、中古戸建ての住宅購入資金は、物件の購入費用だけでなくリフォーム費用も計算に入れておきましょう。